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 H28  小樽港沖での官民合同捜索救助訓練の実施

   

 小樽海上保安部では、平成28 年7月17 日、小樽港沖合い海域において、石狩湾地区小型船舶安全協議会(石狩湾小安協)所属船との官民合同救助訓練を実施しました。
 北海道内における海浜事故の約5割が集中して発生する石狩湾においては、特に夏季の事故が多い状況であることから、レスポンスタイムの向上、ひいては救命率の向上を目的に実施しました。
 当日は「マリンフェスタin小樽」に協力する形で6年ぶりとなる巡視船「しれとこ」の体験航海も実施し、当庁及び小安協の活動を多くの方に知っていただく良い機会となりました。
 今回の訓練は、小樽港周辺で小型船に対する安全指導を実施している「石狩湾地区小型船舶安全協議会」、「千歳基地所属のMA723」及び小樽海上保安部所属の「巡視艇やぐるま」が参加しました。
 プレジャーボートが帰港予定時刻を過ぎても帰港せず、連絡もとれないという想定で、まず石狩湾小安協所属船が海上を捜索、そこに到着したMA723が海面漂流中の要救助者を発見し誘導のために発煙筒を投下、これを目印に石狩湾小安協所属船が要救助者に接近、救助しました。
 要救助者の容態は急を要するものであるとの想定で、石狩湾小安協所属船から「巡視艇やぐるま」に要救助者を移送、「巡視艇やぐるま」により陸上医療機関に搬送するという一連の訓練を実施しました。
 この訓練の様子を、「しれとこ」体験航海に乗船された一般市民の方に至近からご覧いただくとともに、船内放送により訓練内容及び訓練参加の当庁勢力、小安協の説明等を実施し、理解を深めていただきました。
 当日は道南方面で雨雲が広がる天気状況となり、当初予定されていた函館航空基地からの回転翼機の参加はかないませんでしたが、千歳航空基地から参加の「MA723」によるローパスの“大サービス”もあり、乗船いただいた皆さんからも喜びの声をいただきました。